資格と免許は別です

資格をとった言うと免許があると誤解を招きがちですが、しかし資格と免許は別物です。免許とは、公式にそれがないと業務が出来ないもの。 例えば、一般的には運転免許、また業務では弁護士、建築士、宅地建物取引主任者などが免許です。それでは、IT関連の資格はどうでしょうか? 残念ながらIT関連の資格は、それがなくても業務できるその名の通り資格です。

では技術と経験があれば、資格を取る必要はないのでしょうか?それは、その人が置かれている立場によって異なるでしょう。今現在、IT関連の企業に属していて、今後も独立や転職をまるっきり考えていない人はそれでよいでしょう。しかしフリーランサーとして、活躍する人達は取引先を広げるアピールとして資格を持った方が絶対に有利です。
また、これから転職を考えている方、IT関連でなくても求職活動をしている方も、IT関連の資格は持っておく方が大変有利です。今やインターネットやコンピュータを利用せずに運営している会社は少なくなりました。IT関連企業への再就職を望まなくても、IT関連の資格は絶対によいアピールとなる筈です。

残念なことに、今の日本企業のは、まるで役所のように、きわめて保守的でまた事務的な対応をとられることが多いです。昔と違って面接でいくら自分のスキルをアピールしても、なかなか好評化には繋がりません。もともと僅かな面接時間で、応募者の才能を見極めるのは大変難しいことです。それよりも、履歴書にきちんと資格を書いてある方が、後で責任問題に発展した際にも、言い逃れることも出来ます。また自分をアピールをする際に立ち上げたホームページも、資格があればそのページをみるだけで、好印象の判断を得られます。IT関連でなくとも、取れる資格は単なる資格とバカにせずに、この際とっておいた方が得策でしょう。